バックエンドエンジニアから未経験のデータエンジニアへのキャリアチェンジとDATA Saberへの挑戦

はじめに

この記事はアソビュー! Advent Calendar 2024 の16日目(表面)です。
こんにちはアソビューでデータエンジニアをしている山野です。

私は前職を含め16年主にアプリケーションバックエンドエンジニアとして働いてきましたが、今年の6月からデータエンジニアへキャリアチェンジをしました。

今回は未経験分野であるデータエンジニアへキャリアチェンジをしたきっかけや、 データ基盤開発チームへ参画後の気づき、また現在挑戦している「DATA Saber」について書きたいと思います。

データエンジニアへのキャリアチェンジのきっかけ

冒頭でも述べた通り、私はこれまで主にバックエンドエンジニアとして業務を行ってきました。
アソビューではポイント・クーポン・認証・決済など様々な基盤系システムの設計や開発に携わってきました。
バックエンドエンジニアとして日々学びがあり、このまま続けることも考えましたが、一方で漠然とエンジニアとして成長や出来る範囲を広げたいと考えるようになりました。
そんな折に社内のキャリアチャレンジ制度で「データエンジニア」の募集がありました。

アソビューでは「個人の成長および配置転換に伴うチームの活性化を促進し、組織全体の成長」を目的に柔軟なキャリアチェンジの機会が設けられています。

私は「データエンジニア」について業務経験が無かったため迷いもありましたが、これまでのアソビューのプロダクト開発の知見を活かせる事や、新しい技術にも挑戦できる事、そして”データドリブン”が重要視されている現在において、この職種に挑戦してみる価値は十分あると感じ応募をしました。

半年間データエンジニアとして働いてみた気付き

データエンジニアとしてデータ基盤(データマート)の開発・運用に携わる中で二点の気づきがありました。

幅広いビジネスサイドの理解の必要性

データ基盤を利用する人(=ビジネスサイド)は それぞれ違った視点・角度からデータの活用・データ分析を行います。
データエンジニアは様々なビジネスサイドの業務・要求・要件を理解し、それらに答えられるデータ基盤を考えなければいけません。
勿論プロダクトの開発においてもビジネスサイドの要求・要件の理解は必要ですが、データエンジニアが把握しなければならない範囲は広く、また深く理解していないければいけないことに気づきました。
私はアソビューで6年在籍していますが、それでもデータ基盤開発チームに参画してから新しく知った内容が多々あり、引き続きビジネスサイドのキャッチアップの必要性を感じています。

幅広いプロダクトサイドの理解の必要性

アソビューでは日本最大級の遊び予約サイト「アソビュー!」をはじめ、様々なサービスを展開しており、データ基盤開発チームではこれらサービスのデータ基盤を開発・運用しています。
アソビューのプロダクト開発サイクルは速く、日々各サービスの様々なプロダクトのリリースが行われていますが、データエンジニアはそのプロダクト側の開発状況に常にアンテナを貼り、仕様をキャッチアップ→データ基盤に反映していく必要があります。
このリリースを見過ごしてしまうと場合によってはビジネスサイドに間違ったデータを提供し、最悪間違ったビジネス判断につながる可能性があります。
データエンジニアはプロダクトの仕様について横断的に最も詳しく理解している存在でなければいけないことに気づきました。

DATA Saberへの挑戦

現在私はデータエンジニアとしてのスキルアップを考え、DATA Saber に挑戦しています。

DATA SaberはKT氏が創設したデータドリブンを推進する人材養成プログラムで、大きく2つのコンテンツからなっています。

  • 実際のビジネスの現場を想定した要求・問題を基にBIツール 「Tableau」の使い方をハンズオン形式で学ぶコンテンツ

  • データの在り方、ビジュアルアナリティクスに対するマインドや作成のポイントを座学形式で学ぶコンテンツ

内容的にはデータ活用者・分析者寄りの内容ではありますが、多様なデータ活用・分析方法のハンズオン学習を通して、データ活用者・分析者が一つのデータをどのように活用をするのか擬似体験でき、データ活用者が利用しやすいデータ基盤とは何かを考える参考になっています。

またこのプログラムで言及されていた以下二点は前セクションの 「幅広いビジネスサイドの理解の必要性」・「幅広いプロダクトサイドの理解の必要性」に繋がる内容で改めてデータエンジニアとして意識しなければいけないと感じました。

  • 水道の水のように常に安心して正しいデータが利用できる土台を作ること
  • ビジュアルアナリティクスにおいて最も重要なことは「Task(要求・疑問・問題)」の理解でありそれを見失わないこと

最後に

アソビューでは「生きるに、遊びを。」をミッションに、一緒に働くメンバーを募集しています! エンジニアとして様々なキャリアチャレンジの機会が用意されています。 ご興味がありましたらお気軽にご応募いただければと思います!

www.asoview.co.jp