リモートワークと健康維持について

はじめに

バックエンドを主に担当しているアズマです。主に弊社の販売管理と精算関連の業務システムを運用・開発しています。本稿では、私のリモートワークが始まって5年目を迎え、自分の生活と周りの環境で変わったこと、生活習慣に影響が出ていることを紹介していきます。

リモートワークを選んだ影響と生活習慣病の関係

私は新型コロナウィルス(COVID-19)新型コロナウイルス感染症について|厚生労働省 が猛威をふるう少し前からリモートワークをしておりました。リモートワークは、育児や介護など、自分の家族の都合でどうしても長い時間家を離れることができないケースにとても相性がよく、私も両親の介護が必要になりリモートワークへ移行しました。

リモートワークを始めた当初は、仕事がすぐに始められること、通勤のストレスから解放されること、家族の介護にすぐに対応できることなど、すぐに大きなメリットが享受できました。

しかし、数か月続けていくうちに体重がかなり増えました。「そういえば、運動らしい運動はまったくしていなかったな」と思い返したのです。もともと私は健康診断の結果が良い方ではなく、定期的に検査を受けていましたが、肝臓や腎臓の数値は悪化する一方でした。

これは私だけの問題なのだろうかと思っていたのですが、調べてみるとリモートワークを選んだ人は生活習慣病になりやすい、ないしは悪化するという統計がありました。

資料:2024 年 4 月 12 日 東京医科大学 公衆衛生学分野 :テレワークへ移行した労働者は、健康状態が悪化 https://www.tmu-ph.ac/research/uploads/20240304151529721_pdf_japanese_overview_1.pdf

こちらの概要を引用しますが、なるほど私だけの問題ではなく、一般的な傾向であるデータが出されていました。

  • テレワークに移行した労働者の1年後の健康状態の変化を、健康診断結果を用いて調査しました。
    • テレワークへ移行した者はそうでない者と比べて、1年後の健康診断結果が悪化していました。
    • その傾向は特にテレワークの割合が高い男性ほど、顕著でした。
    • テレワーク時には身体的健康を維持するための支援策が必要であることを示唆しています。

これを裏付けるものとして、国内でリモートワークが始まる前(2019年)と始まった後(2020年)の1年間で健康診断の結果を統計的に比較したところ、検査数値が悪化していることが顕著に表れていました。 悪化した数値として出されているのが、男女とも BMI、腹囲、中性脂肪、空腹時血糖、そしてその総合値であるメタボリックシンドロームの該当者割合でした。男性に至ってはヘモグロビン(HbA1c)の値も悪化しており、これらの値は相関関係にあります。この結果は私にも当てはまるものでした。

この報告書の結論にもまとめられていますが、

テレワークの割合が多い男性社員では、テレワークを行わない社員より、1 日あたりの歩行時間が減少し、血圧、血中脂質、肝機能が悪化し、メタボリックシンドロームの発症リスクがより高まる可能性が示唆されます。今後、テレワーク者の健康対策のために、勤務中の身体活動推進が重要です

とあります。

他にも 【テレワーク】健康への影響|運動不足と健康問題の対策・事例|RIZAP法人|人材価値を最大限引き出す人的資本経営を推進 を引用しますが、運動不足を実感している割合、実際に運動不足が健康を害する危険因子であることが紹介されています。

リモートワークを始める前からですが、私は運動不足が直接自らの健康へ影響するとは思えませんでしたし、実際に重篤な病になったこともなかったので気づきませんでした。 これらの統計を見ると運動不足と健康被害は決して無関係ではなく、警告も出ていること、重篤な症状を起こしている方もいるのが実態です。

自分は大丈夫だろうということは決してなく、自分も例外ではないことが統計で出ています。

リモートワーク中に変化した自分自身の振り返り

家族の介護があるため、運動強度の高い運動で怪我をするリスクは避ける必要があります。そのため、この資料を見る前の段階で、私は「軽い運動なら何が良いのか」について調べていました。 その際、もともと運動が嫌いだったこともあり、私は散歩を選びました。散歩でも十分に運動の効果が期待できるという情報を、テレビCMやかかりつけ医から勧められていたことが後押しになりました。

具体的には近所にある大きな公園へ散歩することでした。昼休みの1時間に日々の買い物をするついででしたので30分を散歩にあてていました。これが功を奏していて検査の数値は徐々に改善していき、増えていた体重も減少していきました。

日々の運動によって生活習慣病の予防ができると言われていることもあり、何よりも大切なのは、運動を長く続けることです。 また、もともと体重を記録することはしなかったのですが、散歩を意識的に始めるにあたり、体重も測定してその推移を可視化することで、日々の散歩による運動不足解消の動機付けにもできました。

周囲に起こった事例

残念ながら健康を害してしまった友人知人が何人かおります。かねてからの不摂生もあり、それに拍車をかけてリモートワーク環境下で一切運動をしなくなったことでやはり生活習慣病が悪化したようです。 その話を聞いたことでなおのこと日々の散歩をするよう、無理のない範囲で続けています。

ITエンジニアの健康維持は自らの生命線となること

実はITエンジニアが失職する理由の1つには、自らの健康を損なってしまうことがあります。 従来までは以下のように、睡眠不足や時間外労働の常態化などからくるうつ病や睡眠障害が主なものでした。

これに加え、ITエンジニアはデスクワークなので意図的に体を動かす機会を設けなければ座りっぱなしになることも珍しくありません。しかしリモートワーク導入後の世界では先述のとおり運動不足からくる健康被害、生活習慣病が無視できない状態です。生活習慣病そのものは自覚症状はありませんが、これを引き金に重篤な症状が連鎖して発症していきます。

厚生労働省|生活習慣病の現状|https://www.mhlw.go.jp/wp/seisaku/jigyou/05sougou/dl/1-a4-5.pdf

こちらの厚生労働省から引用をします。 生活習慣病は、不適切な食生活、運動不足、喫煙などで起こる病気であり、症状が進めば重症化・合併症を引き起こします。

  • 虚血性心疾患(心筋梗塞、狭心症)
  • 脳卒中(脳出血、脳梗塞等)
  • 糖尿病の合併症(失明・人工透析)

これらの症状は基本的に不可逆であり、体の自由が利かなくなるだけでなく、症状が進めば生活を制約されてしまいます。

  • 半身の麻痺
  • 日常生活における支障 :失明
  • 認知症
  • 手や足の壊死など

これらの重篤な症状にもなれば仕事どころではなく、自分らしく生きていくことも難しくなってしまうでしょう。

まとめ

体の自由が利くうちに予防して改善できるに越したことはありません。何より散歩は思った以上に楽しいです。なんだか名案が浮かばないな、もうちょっといい実装方法ないものか、LLMとのやり取りで疲れたときなんかにも、散歩することで頭がリフレッシュできます。

できる範囲で運動していきましょう!

最後に

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