
はじめに
こちらはアソビュー Advent Calendar 2025 の 12/15 A面記事です。
こんにちは!アソビュー技術広報チームの佐藤です。
アソビューでは、毎週「テックトーク」という社内エンジニアLT会を実施しています。
この度、テックトークの場で「本紹介LT」を開催しました。この記事はその紹介レポです。
アソビューで働くエンジニア組織のメンバーはどういう人なのか?ということが伝われば幸いです!
イベント開催の目的
今回のLT会は「技術書のみ」のような縛りを設けずに「個々が好きな本」「印象に残っている本」「人生を変えた本」など、「人に紹介したい!」という想いがあればどんなジャンルでもOK!というコンセプトで開催しました。
そのため、発表から知識を得るというよりは、発表者の人生を、本を通して知ってもらうような相互理解の場を目的としています。
本日紹介するのは4人の方です!それぞれの方が、様々なジャンルの本を紹介してくださいました!
京極夏彦『百鬼夜行シリーズ』(紹介者:進藤さん ソフトウェアエンジニア )
この本との出会いは学生時代でした。
当時、東洋思想の沼にはまり、図書館にこもっていた時期があったのですが、卒業後の進路として、その専門の道に進むのはイメージがしにくい部分がありました。というのは、哲学だけでは食っていくのが難しいというのと、この分野は勉強する苦労に比べて応用が効かない部分があるからです。
ただ、この本はその大きな岩のような飲み込みづらい哲学というものを持ちながらも、様々な思想と周辺学問を細かく砕いてミステリー小説という形で水に溶かして飲ませてくれるので、不思議と最後まで楽しく読めてしまう点に衝撃を受けました。
この本によって気づきを得たポイントとしては、
- 人間の“偏見”や“思い込み”が現実を歪めることを仮想的に経験できる
- 認識や信仰や価値観、あるいは記憶さえも疑ってかかるようになった
- 世界が今までよりクリアに論理的に、そして怖く見えるようになった
です。 このシリーズは「推理小説の皮を被った人間の取扱説明書」だと思っています。なので、本を通して”人間って何?”を考えてみたい方におすすめできるかなと思います。
飯泉紀子 (監修), 鷲崎弘宜 (監修), 誉田直美 (監修), SQuBOK 策定部会 (編集)『ソフトウェア品質知識体系ガイド』(紹介者: 渡辺さん QAエンジニア)
この本は開発エンジニアからQAエンジニアとしてキャリアチェンジのきっかけとなった本です。
私は元々、新卒で入社した会社で10年以上開発エンジニアとして開発をしていたのですが、第二子の育休後に定時間勤務を申請したところ、品質保証部の専任者を勧められました。それまではエンジニアの方が兼任していたのですが、組織の変遷とともに専任者がいなくなるということで引き受けました。
その当時は品質への興味が薄く、品質ってなんだろう?と思い勉強のため手に取りました。
この本は品質の定義と歴史から始まり、
- 品質マネジメント
- 品質技術(要求分析/設計/実装/テスト技法)
- 専門的な品質技術(ユーザビリティ/セキュリティ、etc)
など、レビューやテストだけではないソフトウェア品質の全体像があり、辞書的な本となっています。
実際手に取ってみると、品質の良さは「不具合0」ということではなく、「顧客にとっての価値」であり時間とともに変わっていくものだと学び、
「品質」の奥深さや視野の広さにはまっていくきっかけとなりました。
ドナルド・C・ゴース, G.M.ワインバーグ『ライトついてますか』 (紹介者: 竹村さん ソフトウェアエンジニア)
この本はシステムトラブルが“なぜ起きたのか"までをたどるためのガイドブックのような本です。「問題」と「症状」を混同せず、真の問題(根本原因)を発見・解決するための思考法と手法を解説しています。
この本は私の師匠に当たる方に勧められたことがきっかけで読みました。
当時の私は比較的プログラミングが得意で、「問題は技術で解決する」と思っていました。(そんな時期が私にもありました)
問題に対しては、解決が目的であり、技術が最適な手段でないなら、プログラミングやシステム開発に拘らず、それ以外のことにも目を向けて問題解決をしようと考えるようになったきっかけとなりました。
その後、転職した時にもうまくいけたのは、この考え方を身につけておいたおかげだと思っています。
丹羽宇一郎『人は仕事で磨かれる』(紹介者: 西本さん SEO担当)
この本は当時伊藤忠商事の社長であった丹羽さんが多額の負債を解消して、立て直しを図ったという内容で、丹羽さんの生い立ちや仕事に対する考え方も紹介されています。
この本との出会いはあるネットの記事で紹介されていたことがきっかけでした。
学生時代から私はプログラミングが好きで、得意でもあったため、その流れでSIer企業に就職、受託開発を行っていました。
プログラミングは好きだったので、仕事は楽しく行なっていましたが、一方で「仕事をやる意味・目的ってなんだ?」というような若者特有のモヤモヤとした悩みを持っていました。
それまでは「仕事は死ぬまでの暇つぶし」のように考えていたのですが、この本に記載されている丹羽さんの仕事に対するスタンスを通し、「自分は成長するために仕事をしているんだ」と価値観として言語化できるようになり、仕事に対しての向き合い方が変わるきっかけになりました。
キャリアにおける判断軸の一つにもなっていて、自分が今どのくらい成長できているのか?を重視するようにもなりました。
終わりに
発表者4人それぞれがその本を紹介するに至った背景など説明があり、以前から見知った人であっても、意外な一面が見られたLT会となりました。
アソビューでは、今回のような技術以外のことも話せるLT会も度々開催しております。
アソビューのエンジニア組織に興味をお持ちいただけた方は、カジュアル面談のご希望も随時お受けしておりますので、お気軽にエントリーください!