こちらはアソビュー Advent Calendar 2025 の 12/18(裏面)です。
はじめに
こんにちは、アソビューでエンジニアをしている佐藤です。
私は今年の11月にアソビューへ入社して2年が経ちました。この2年間で私はアソビューにおいて様々な役割に挑戦してきました。
今回は私の就いた役割と、それを通して見えてきたエンジニアとしてのキャリアを考える上で大事だと思ったことについて紹介したいと思います。
アソビューで挑戦した役割
まずは私がアソビューにおいて挑戦してきた役割は以下のとおりです。
- 開発生産性向上委員
- 技術広報
- SLO番人
- Engineering Lab
- スクラムマスター
我ながらいろんなことに足を突っ込み、それぞれの役割の中で試行錯誤を繰り返してきたなと感じます。
次章からそれぞれの挑戦の背景や学んだことを紹介していこうと思います。
最初の挑戦「開発生産性向上委員」
周りにすごい人しかいない・・この中で自分にできることって何もないんじゃないか・・?
2年前、アソビューに入社してからずっとこのような悩みを持っていました。
慣れない文化と慣れない技術の中、日々のタスクをこなすことに精一杯でした。エンジニア歴も3年ほどとまだ浅く、自身のエンジニアとしての価値を見つける以前に、アソビューのエンジニアとしても一歩踏み出せず、足踏みをしているような状態でした。
そんな中、エンジニア組織内で開発の生産性を可視化し、見直そう!という取り組みが始まりました。チームで1人リーダーを決め、「開発生産性向上委員」としてチーム内の生産性を向上する取り組みを行うよう通達があり、当時所属していたチームでも1人選抜することとなり、そこで立候補しました。
その時はめちゃくちゃ緊張したのを覚えています。リーダー経験もなく、開発生産性についてもよくわからない。そんな人がチームの生産性を向上するリーダーをやっていいのかと。
今振り返ってみたら実際、そこで自分が成果を上げられたのかと思うとそうでもなかったように思います。
ただ、「未知の環境に飛び込んで試行錯誤するということ」は今後の取り組みの中でも一番重要なことであり、その経験ができただけでも良かったなと感じます。
人前で話すのは苦手だけど・・「技術広報」へ
技術広報では以下のような活動を行なっています。
- 社内向けのオンライン技術イベントであるテックトークの企画、運営(司会、発表リマインド...等)
- 社内向けのオフライン技術イベントであるリアルテックトークの企画、運営
- アドベントカレンダー含む、テックブログの運営(スケジュール作成、執筆呼びかけ、SNS投稿...等)
きっかけは、当時技術広報チームを見ていただいていた上長からの勧誘でした。
テックトークは週1回1時間、毎回40名ほど参加者が集う時間です。そんな中で司会をやる自分は想像がつきませんでした。
ただ、想像がつかないことでも、やってみることで今まで見えてこなかったものが見えてくるかも?と思い、チームに入ることを決めました。
実際やってみて、テックトークの司会では始まりと終わりの挨拶や発表後のコメントなど、その場その場で考え、瞬発的な発言をすることが必要であり、司会をするにはそのような力が必要になってくるという発見がありました。
また、開発者の前で定期的に話す機会があることで、開発者全員に、私の顔と名前を覚えてもらうことができました。
チームの移動時や飲み会などで初めて話すような人とでも、初対面の壁をなくすことができたのは、技術広報のような組織運営に関わる役割を担ってきたからだと感じています。
一方で、リアルテックトークのような、目的を設定して企画に起こしたり、チームを運営していく上での課題を出し合い、解決する際には思考力が必要になってくることも学びました。
自分の課題を解決できると思った「SLO番人」
当時、
日々Slackに届くアソビューのエラー通知に対処できるような力がなく、歯がゆい・・
そもそもアソビューにあるAPIはどんなものがあって、どんな機能を持っているんだか把握できていない・・
という課題を感じていました。
自分を成長させるのは「課題感を持っている分野に触れられる環境」へ飛び込むことが一番確実で早いと思い、SLO番人として就任しました。
SLO番人は、アソビューで設定しているSLO(サービスレベル目標)のモニターを日々監視し、エラーバジェットの枯渇があった際はその概要を開発者へ共有し、定例の場にて上長に要因の調査結果と対応要否の一時判断共有する役割があります。
この役割を通し、苦手意識のあったエラーログの調査を日々行う環境に身を置くようになりました。
その中で、各APIの実装に触れるだけでなく、「このエラーはサービスにとってどのくらい重大であるか」という視点で状況を見るようになり、サービス全体の可用性を考えるきっかけになったと感じています。
「Engineering Lab」でサービスの価値を再認識
他の取り組みと違い、こちらは業務時間外のクラブ活動の位置付けです。ただ、自分にとっては大きな学びとなったため今回紹介しようと思います。
このクラブ活動のコンセプトとしては、「身の回りのお困りごとをエンジニアリングで解決する集団」です。
自身や周りの人が抱えるお困りごとをメンバーで出し合い、それに対してエンジニアリングでどう解決するか?を考えアプリの開発を行っています。
ソフトウェアエンジニアであれば誰しも一度は個人開発で成功したいと思うのではないでしょうか?私も例に漏れず、いつかは個人開発のサービスを......と夢見ています。(夢見るだけ自由ですからね)
ただ、私はサービスを一から立ち上げるという経験がありませんでした。この活動を通して社会の課題を拾い、解決するためにサービスという形にするまでの一連の経験が詰めるのではないかと思い、活動に参加しました。
実際、「課題を拾い、解決するためにサービスという形にするまでの一連の経験」のそれぞれのフェーズにおいて、具体的にどのような行動を行えばいいのか経験できました。
- お困りごと探し
- 日々の不便や課題に目を向ける
- その課題は別の手段で解決できないか?を考える
- どうしても解決できないものに絞り込む
- ブレインストーミングで解決方法のアイデア出し
- 1で絞り込んだアイデアをどう解決するかを考える
- 技術的にできるだろうか?という見方は抜きにしてアイデアをとにかく出す
- メンバーと会話しながらアイデアを発展させる
- ユーザーストーリーマッピングでユーザーストーリー洗い出し
- ユーザーが課題を解決するまでの一連の流れを考え、それぞれに当てはまる行動を出す
- MVPで実現するために「なくては成り立たない」機能のみに絞り込む
- アプリを一から作成
- 技術選定
- データベース設計
- API設計
- UI設計
そして何よりも、サービスは社会や人々などが抱えているお困りごとを解決するためにある、ということを改めて認識することができました。
「スクラムマスター」になって感じた今までの挑戦の意味
私は現在所属しているチームでスクラムマスターを務めています。経緯としては当時、プロダクトのアウトカムを含めた開発生産性を高めるという動きのもと、開発生産性委員がそのままスクラムマスターへとなったという形で就任しました。
私はスクラムマスターの経験は0でした。しかし、ここで今までの挑戦が活きることになりました。
スクラムマスターはファシリテーターの機会が多い
私のチームでは基本、日々のスクラムイベントのファシリテーターはスクラムマスターが行なっています。
テックトークで経験した瞬発力が求められる場面が多く、技術広報として経験していなかったとしたら・・慣れない業務に加えてこちらにも挑戦することとなり、パニックになっていたと思います。
チームを支援する施策を検討する場面が多い
スクラムの価値を高める、「透明性」「検査」「適応」が行き届いたチームへとするにはその都度チームの状態を見て課題を特定し、施策を検討する機会が多いです。こちらも技術広報にて課題設定の元、企画する経験があったおかげで0からの挑戦にならずに済みました。
プロダクトの価値を高めるための姿勢
スクラムマスターとしての新たな取り組みとして、ステークホルダーを招いたスプリントレビューの開催があります。
開発中のプロダクトを使用しているユーザーに近い人からフィードバックを受けるため、今まで以上に「プロダクトとしての価値」を高めるにはどうしたらいいだろうと考える機会が増えました。
そこで、SLO番人での、個々の実装ではなくシステム全体の可用性を高めるという視点と、Engineering Labでの、課題を解決するにはどうしたら良いか?という経験がスクラムマスターとしてプロダクトの価値をどう高めるか、を考える姿勢につながっていると気づきました。
見えてきたキャリア観
様々な挑戦を経た今でも「私はエンジニアとしてのキャリアをこう歩んでいこう」という決断はまだできていません。
伝えたかったこととしては、エンジニアに限らず、自分がこの先のキャリアに迷っている人、やりたいことがわからない人へ、
「なんでもいいからとりあえずやれ!!」
ということです。
頭の中だけで考えていても、その時点での知識や経験でしか物事を考えられないと気づきを得ました。
実際に挑戦をすると環境に慣れるのに時間を要したり失敗ばかりだったりします。ただ、そこで得たものは今後役立つ場面は必ずくるということを学ぶことができました。
一歩を踏み出せずにいる誰かや、そして何より今後もキャリアを積んでいく自分自身のためにもこの記事が励みになればと思います。
さいごに
アソビューでは挑戦を賞賛する文化があります。私がいろいろ挑戦し、たくさん失敗できたのもこの文化のもと、いろんな方々のサポートがあったおかげです。
この記事を読んでアソビューでいろんな挑戦がしたい!と思った方、一緒に働くメンバーを募集していますので、
ご興味がありましたら、ぜひご気軽にご応募ください!