RDRA + JavaによるレジャーSaaSプロダクトの要件定義と実装のシームレスな接続 / JJUG CCC 2022 Spring 登壇レポート #jjug_ccc

JJUG登壇してきました。

こんにちは。アソビューCTOの江部です。 いきなり私事ですが昨日6/30は誕生日でした。ハッピーバースデー俺。 そして10年前の2012/6/30にアソビュー!はβ版をローンチしたのでした。おおきゅうなったのー。あの頃の若さを取り戻したい!!

さて、今日は6月19日に開催されたJJUG CCC 2022 Springに登壇してきましたので、そのレポートを投稿しようと思います。 登壇資料はこちらになります。

動画版はこちら https://www.dropbox.com/s/j7695fq2b2inbgp/jjugcccspring2022_ebe.mp4?dl=0

ちなみに、JJUG CCCへの登壇は初めてでして、無事発表できて良かったです。 Session自体は事前に録画して提出、当日はそれを放映し、質疑応答の部分だけリアルでリモート参加するという形でした。 録画&リモートは楽でよいのですが、個人的にはこういうイベントもそろそろオフラインでやれると参加者の方々の反応もみれるし交流がはかれて良いなーと思いました。

ざっくり概要

弊社でとりくんでいる現行システムの刷新プロジェクトを題材に、RDRAをつかった要件定義 + Javaによる実装を接続させようという試みを紹介しました。

  • プロジェクトの体制と要件定義のススメ方
  • Spreadsheet式RDRAのアウトプットイメージ
  • RDRAからJavaの3階層アーキテクチャへの実装マッピング

を紹介していますのでご覧ください。

ちなみに、JJUG当日や社内外で、以下のような質問をいただきました。

今回は既存システムの刷新とのことでしたが、完全新規のプロジェクトで今回の手法はどうでしょうか? どのようなプロジェクトでRDRAを取り入れるべきですか?

完全新規プロジェクトでも適用できると思いますが、既存システムの刷新以上に要件定義メンバーにビジネス面を含めて意思決定できる or 情報を持っている人を入れることがスムーズにすすめる上では必須だと思います。 セッション形式で進めていくので、その場で決めていけないと持ち帰りが多くなり効率が下がることになってしまうためです。 逆に、ビジネスの意思決定者を開発に巻き込むことでユビキタス言語の形成に役にたちますし、長期的に円滑なプロダクトづくりができる組織づくりができると思います。

また、何を作るのかによっても今回の手法を取り入れるべきかどうかは分かれるとおもいます。 なぜなら今回の進め方は要件定義セッションを毎回みんなでやるのでそれなりに時間とコストの初期投資がかかるからです。 よって、この投資回収が確実に見込めるかどうかが重要かとおもいます。

有効なプロジェクト

  • 一定以上の複雑なビジネスルールやユースケースの構造をもっている
  • プロダクトのニーズがすでに証明されており、ある程度成長したシステムの刷新(今回のケース)
  • 業務システムなど、既存のオペレーションを自動化などで改善することでコスト改善が見込めるプロジェクト

上記のようなプロジェクトは、構造化されたモデリングで表現することによるコミュニケーションコストの低減や手戻りリスクの削減がROIとして良いケースが多いのではと考えています。

有効ではないプロジェクト

  • 複雑なビジネスルールを持たない至ってシンプルなシステム
  • PMFにいったってない、仮設検証段階のプロダクト。スタートアップのランウェイを走り抜けている最中のプロジェクトなど

こういったプロダクトやプロジェクトでは今回のようなセッションベースの要件定義のモデリングプロセスは冗長かもしれません。 1点目は開発も単独か少人数になりますし仕様も単純なことからソースコードベースで会話することも可能だとおもいます。 また、2点目のようなプロダクトは、PMFに至った段階で一旦すべて作り直す覚悟で、シンプルな仕様から早くプロトタイプつくって市場のフィードバックを得ながら改修を重ねてグロースさせていったり、トラクションを得ることに目一杯時間やコストを掛けたほうが良いと思います。

簡単ですが以上になります。 こういった手法に興味がある、もう少し話聞きたい、という方はお気軽にご連絡ください!

Meety https://meety.net/matches/HHAUaMpxUftI

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