タスク依頼時に「Background(背景・経緯)」を伝えるとチームの生産性が上がった話


アソビュー Advent Calendar 2021の13日目です🎄

こんにちは。アソビューでバックエンドエンジニア兼スクラムマスターをしている頭島です。

今回はタスク依頼時に「Background(背景・経緯)」を伝えると、チームの生産性が上がった話をしたいと思います。


課題

今年の7月に所属チームが変更になり、新チームのスクラムマスターをすることになりました。チーム立ち上げ時に下記の課題がありました。

  • 依頼した設計タスクのアウトプットが想定とずれてしまう
  • タスクに関する指摘や改善案が少ない

伝えたつもりが伝わっていない場面が多く、伝達情報の不足を感じていました。

タスク依頼する時に何を伝える?

最低限下記が伝われば問題ないと思っています!

  • Why:なぜやるか
  • What:なにをやるか
  • When:いつまでにやるか
  • How:どうやってやるか ※必要に応じて

実施したこと

上記に加えて、「Background(背景・経緯)」を追加して運用してみました。BackgroundはWhyが持つ要素の1つですが、あえて分けることで意識しました。

誰が、どのようなシチュエーションや目的で利用するか、どのようなことに困っているか

上記のようにタスク化に至った背景などをBackgroundとして必ず伝えるようにしました。特に小さいタスクになればなるほど忘れがちです😲

タスクフォーマットは下記で進めてました。


結果

ハイコンテクストなコミュニケーションができるようになりました 😃

例えば画面項目を検討する場合、Background(背景・経緯)をもとに設計や議論するため、表示すべき項目の解像度が上がりますね。また想定していた仕様に加えて、よりよいエクスペリエンスを提供できるような提案が出るようになりました。Background(背景・経緯)を共通認識にできたためだと考えます。

結果として、認識齟齬が減ってアウトプットの品質が向上し、生産性が向上しました!


まとめ

タスク内容にBackground(背景・経緯)を追加することは大した作業ではないですが、想像以上に効果がありました!

リモートワークが浸透してテキストコミュニケーションが大部分を占めるようになりました。この環境下におけるハイコンテクストは誤解や認識齟齬の原因になります。一方ですべてローコンテクストにするとコミュニケーションコストが上がります。

使い所が肝心で、チーム内・プロジェクト内におけるハイコンテクストは、仕事を進める上で重要だと再認識しました。今後チーム立ち上げや、オンボーディングの際に活かしていきたいです。


さいごに

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