アプリ開発チームにおける顧客理解を深める活動について

こんにちは。アプリ開発チームのリーダーをやっている 五十嵐 です。

みなさん、4月といえばいつも何をされますか?やっぱり花見ですかね?
我が家のこの時期恒例イベントは「名探偵コナン」の映画鑑賞です!聖地巡礼と称した旅をするのも恒例となってきており、去年は八丈島、その前は鳥取、そして先週末は函館へ行ってきました!まだ満開ではなかったですが、五稜郭の桜や函館山の夜景がとてもキレイでしたよ!

さて、今回は私たちのチーム紹介と、チーム内で行なっている製品・顧客理解を深めるための取り組みをご紹介したいと思います。

チームのご紹介

まずは、私たちアプリ開発チームについてご紹介します。

チームミッション

「生きるに、遊びを。」と全社的なミッションが示す通り、"全ての人にとっての遊びの入り口" となるようなアプリを目指しています。

単に遊び先を予約するだけでなく、あらゆる角度から検索でき、様々な視点で遊び先を提案し、ユーザが遊ぶに至るまでのあらゆる行動をサポートする、そんなアプリを目指し日々開発を行なっています。

メンバー編成

チーム編成は、開発エンジニアが7名、QAエンジニアが1〜2名の構成となっています。 開発エンジニアのスキルマップは下記のようになってます。 (主となるスキルを◎で表現しています)

メンバー iOS Androidバックエンド
U さん-
T さん--
K さん
U さん-
K さん-
S さん--
I さん--

メンバーが技術領域を少しずつ広げてきたことで、バランスの取れたメンバー編成になってきています。


開発サイクル

私たちのチームではスクラムで開発を行なっており、1スプリントを2週間とし、その中でアプリのリリースを1回行なっています。

スプリントスケジュール


チームイベントのご紹介

上記の開発サイクルで記載した通り、スクラムで開発することによりスピーディに機能をリリースし、ユーザフィードバックを得られやすい開発スタイルではありますが、より自分達から能動的にユーザやプロダクトを知る活動を行なっています。

ドッグフーディング

みなさんドッグフーディングしていますか?

そもそもドッグフーディングとは??と思われた方もいると思いますが、この語源は諸説あるようですが、「自分たちのドッグフード(製品)を食べなさい」ということを意図しています。

もう少し噛み砕くと、自分たちの製品を使うことで、「自社製品や顧客の理解を深める」ということになるかと思います。

私たちのチームに当てはめると下記のようになります。

  • 製品 → アプリ(サービス)
  • 顧客 → ユーザ、パートナー

[活動内容]

活動内容 製品理解 顧客理解
アプリを使いまくる様々なフリーワード検索を投げてみてどういった結果が返ってくるのかをみてみる、ユーザが意図している結果が返ってきているか確認する
ユーザの声をきくアプリレビューを全員で振り返り、課題を共有し、必要に応じてタスク化する
アプリ紹介常日頃、自分達が利用しているアプリやサービスを共有し、取り込める機能を模索したり、ユーザの思考を理解する
製品への思いをぶつける場実はもっとこうした方がいいんじゃないか、みたいなことを共有し、プロダクトオーナーにエスカレーションし、タスク化する

上記より1つご紹介すると、先日行なった「製品への思いをぶつける場」は自身が気付いていなかったことを知ることができる学びの場となりましたが、それ以上にとても盛り上がり単純に楽しかったです。製品への理解・愛着を深め、チームコミュニケーションの場としてとても良い機会となると思いますので、皆さんもぜひ行なってみてください!次回はプロダクトオーナーも巻き込んで開催しようと思います。

ドッグフーディング(製品への思いをぶつける場)

また、こうした活動を通してユーザや製品への理解が深まることで、開発する機能の背景や意図をより汲み取りやすくなり、提示された仕様を忠実に実装するだけでなく、開発者側からの提案・指摘 ができるようになることも期待されます。

データを見る会

もう1つ行なっているチームイベントして、様々なデータを見る時間を設けています。この会では、アプリが想定通りに動作しているかをデータを通じて確認したり、イベントログからユーザ行動をモニタリングしています。

[活動内容]

活動内容 使用ツール
ユーザへの効果を検証
  • リリースした機能がどのように利用されているか(例えば、どういった検索ワードで検索されているか、等)
  • リリースした機能によって CVR 等の数値に変化はあるか
GA4, Tableau
アプリの状態確認
  • アプリで増加傾向にあるクラッシュログがないかを監視
  • バージョン別のアプリ浸透率を確認
Firebase
API の状態確認
  • リリースしたAPIのエラー率やレスポンスを確認
Datadog


[目的]

この活動の目的としては、ユーザへの効果などを自分達自身で実感することで、意識改善モチベーション向上 を助長させることです。

目的 期待する具体的な効果
ユーザへの効果を実感する
  • 開発へ対するモチベーション向上
  • より効果を意識した開発思考をもてる
安定稼働のモニタリング
  • リリースがゴールではなく、ユーザに利用されるまでの責任を持つという意識付け



今回はアプリ開発チームの活動にフォーカスして紹介させていただきました。 今後もただ開発をこなすだけなく、より効率的に効果のある開発を行なっていけるように、チーム活動を改善していきたいと思っています。

さいごに

アソビューでは「生きるに、遊びを。」を実現していくために、今後もプロダクトをさらに成長させていく必要があり、その仲間をまだまだ募集しております。少しでも興味を持っていただけた方は、ぜひエントリーを検討してみてください!

www.asoview.com

speakerdeck.com