こちらの記事は アソビュー! Advent Calendar 2024 の20日目(表面) です!
はじめに
こんにちは!アソビューでバックエンドエンジニアの傍、技術広報の担当をしている佐藤です。
11月に技術広報の活動の一環として、エンジニア組織のオフラインイベント「リアルテックトーク」を開催しました!
社内エンジニア向けのイベントは他社様でも行っているところはあるかと思いますが、この記事では、リアルテックトークの様子を通して、「生きるに遊びを」をミッションに掲げる弊社ならではのエンジニア組織の雰囲気をお届けできたらと思います!
リアルテックトークとは
アソビューのエンジニア組織では週に一回、「テックトーク」を開催しています。
こちらはオンラインで開催しており、個人が関心を持ったテーマを持ち寄って発表したり、「LT会」という形で短い時間でテーマを絞った発表を行ったりしています。テックトークの様子については下記記事で紹介されているので、興味がある方はこちらもご参照ください!
今回行ったのはそのオフライン版になります。実際にオフィスにて顔を合わせながら行う、「リアル」で行う「テックトーク」...「リアルテックトーク」ということになります。 こちらは以前も行われていたのですが、8月に技術広報メンバーが入れ替わってから開催していなかったため、今回新たにその目的や内容を改め、開催する運びとなりました。
目的
アソビューのエンジニアは基本フルリモートで業務を行っており、会議や打ち合わせはGoogleMeetを通して実施しています。先ほど紹介したテックトークや部署ごとの出社推奨デーなどのコミュニケーションを促進する場はありますが、部署を横断した交流の機会はなかなかありませんでした。
個人的に、業務を円滑に進めるためには相手の人となりを知ることが重要だと感じており、そのような場を提供できないかという想いを元にリアルテックトークの目的を設定しました。
- エンジニア同士の交流を促進する
- 業務に少しでも役立つ内容を提供する
- みんなが楽しいと思える場をつくる!
企画を進める中で、イベントの方向性がずれてしまうことがしばしばあったので、迷ったときに立ち返るための目的の設定は非常に重要だと実感しました。
イベント内容
概要 & 目的
今回のイベント内容を実際に使用したスライドを用いてご紹介します!
「オーバークック」というゲームはご存知でしょうか?プレイヤー同士協力し、食材を切ったり、焼いたり、揚げたりし、依頼された料理を提供するゲームなのですが、こちらのゲームはプレイヤー同士の連携が非常に重要となっています。
エンジニア同士の交流を楽しんでもらいながら行うために「オーバークック」というゲームを用い、プレイを通してコミュニケーションについて学んでもらおうという魂胆です。
ルール
先ほど述べた通り、オーバークックはプレイヤー同士の連携が必須です。
今どんな料理の注文が来ているのか?その料理はどうやって作るのか?「切る」「焼く」「皿洗い」等、誰がどの工程を担当するのか?などをプレイヤー同士は連携を取らないといけません。これらをただ遊ぶだけではなく、この工程を通して学びにつなげたい!ということで、下記のルールを設けました。
ドライバーとは実際にゲームをプレイする人です。また、ナビゲーターはドライバーに指示を出す人になります。(名称はエンジニアに馴染みのあるペアプロからもらいました)
マップごとに提供する料理やギミックがことなるため、ナビゲーターの交代に合わせマップを変えています。
そして実際のゲームの進行は上記のように行いました。
1ゲーム目
まず全員無言でプレイしてもらいました。
このプレイを通して、ドライバーはどんな料理をどんな工程で提供する必要があるのかを見極めてもらいます。
またナビゲーターはただ眺めているのではなく、このマップにおいてドライバーにはどんな役割分担が適しているか?またどんな課題があるか?を見極めてもらいました。
作戦タイム
1ゲーム目でわかったことを共有し、2ゲーム目に向けての作戦を立ててもらいました。
今回参加したメンバーの中にはオーバークック未経験者もいました。今回はあえて未経験者への配慮を行わず、メンバーの熟練度もチーム内での課題の一つとして捉えてもらい、作戦タイムでその課題をどう解決するかを話し合ってもらいました。(ゲームの進行上、最低限のサポートは行いました。)
また2ゲーム目もドライバー同士の会話は禁止としているため、この時間内で2ゲーム目はどんな指示を出したらいいか、どんな指示をもらったら嬉しいか等も話し合ってもらいました。
2ゲーム目
作戦タイムを元にゲームをプレイしてもらいました。
普段の業務において、様々な課題に直面する中、その課題の本質を素早く見極め、その解決策をチームで導き出すのが重要となっています。普段の業務の課題解決において、その重要性や解決に導くためのコミュニケーション術を学んでもらうため、このようなルールを設定しました。
結果
各マップ、各ゲームのスコアの結果です。結果においてはゲームの未経験者への考慮として、単純なスコアの合計ではなく、1ゲーム目と2ゲーム目のスコアの差分の合計で競ってもらいました。
作戦タイム前後でスコアが良くなっていることがわかります。
企画した以上、思った通りの結果にならなかったらどうしようと思ったのですが、ちゃんと結果に現れてよかったです!(一部例外は見られますが・・)
振り返り
初回だし、まずは簡単にできそうなテーマで開催しよう!という気持ちで今回のテーマを選択したのですが、内容を通してどう学びに繋げるかを考えるのが大変で、かなりエネルギーを使ったイベントになってしまいました。ですが、ひとまず技術広報内のメンバー間では「楽しかった!」という気持ちで終えられました。
しかし、実際に参加してくださった方はどうだったのだろうかということでアンケートを実施したので、一部抜粋し紹介します。
Q. コミュニケーションの活性化になるような交流は図れましたか?
交流の場としては非常に好評でした!
Q. 実際に業務に活かせるような学びを得ることはできましたか?
こちらはまずまずの結果でした。「はい」の方と「いいえ」の方でそれぞれ意見を伺ったので紹介します。
「はい」の意見
- 全く知識のない方への伝えるために、色々話すのではなく、要点を絞って伝えるなどしたが、同様のシチュエーションは業務上でもありそう。
- 指示しすぎないこと。方針やゴールの共有をした上であとはなるべく作業者に任せること。
- 作業者のレベル感によって、指示する内容を変えること。
「いいえ」の意見
- チームワークなどの直接的な学びを得るのはあの短時間では難しいような気はしますが、心理的安全性を高める観点ではかなり有効だと思いましたので、自チームやチーム間交流に使うツールとしてはゲームは良いと思いました!
- 作戦を練るところ(課題を見つけてその対策を考える)により時間と頭を使えたら良かったかなと思いました!
学びを得られた人がいる結果に対し、得られなかった人もいたという結果は、ルールの意図などをもう少しうまく伝えられたらまた結果は変わってくるかもしれないと感じました。
また、一部ルールに対しての意見もあったため、目的に沿ったルールになっているか?の確認は常に行うべきだと感じました。(実際のプロダクト開発においての、その機能が本当にユーザーの要望に応えるものになっているか?の問いに重なりました。)
今後の展望
最後にリアルテックトークの目的を元に、今回の開催結果を照らし合わせてみます。
- エンジニア同士の交流を促進する
- 業務に少しでも役立つ内容を提供する
- みんなが楽しいと思える場をつくる!
業務に少しでも役立つ内容を提供する
こちらにおいてまだまだ改善の余地はありそうです!また、今回はオーバークックというゲームを用いたので楽しく交流する場を自然と作れたのかなと感じます。
これらを踏まえ、次回以降は下記観点でテーマの選定をしたいと考えています。
- オフラインでしかできないようなこと
- 真面目なテーマになりすぎないこと
- とはいえテックよりなものも
楽しく学んでもらうにはどうしたらいいだろうか・・?とまだまだ悩んでいる段階ですが、他社様の事例も参考に、これからも弊社のリアルテックトークを盛り上げていきたいと考えています。
おわりに
今回のリアルテックトークで取り入れたオーバークックは上記のようなルールを適用せずとも交流の場として活用できると感じました。
チームビルディングをどうしようかと考えている方がいらっしゃいましたら導入してみてはいかがでしょうか!(熱中しすぎて喧嘩にならないようご注意ください!!)
アソビューでは、「生きるに、遊びを。」を実現するための良いプロダクトを世の中に届けられるよう共に挑戦していく様々なエンジニアを募集しています。 カジュアル面談のご希望も随時お受けしておりますので、お気軽にエントリーください! お待ちしております!