アソビュープロダクト内のコミュニケーションの取組み

これはアソビュー! Advent Calendar 2022の14日目です。

こんにちは。
アソビューでバックエンドエンジニアをやってる島田です。
最近、車購入を検討していて試乗したところ近年の安全装備が充実していたり、サイドブレーキすらないことにビックリしました。

今回は、アソビュープロダクト内のコミュニケーションについてご紹介できればと思います。

はじめに

採用面談の中で、希望があれば実際働いているメンバーと話す機会があります。(当社では、面接という言葉は用いず、全て面談と表現しています。それには、転職というものはお互いが選び合う、フェアな立場であるという意味が込められています。)
その中でよく聞かれる質問として、「業務上どのようなコミュニケーションが発生するか?」と聞かれる機会が多いので、
アソビュープロダクト内で行われるコミュニケーションの場面を個人・チーム・組織別に紹介したいと思います。

個人のコミュニケーション

個人のコミュニケーションの場は主に1on1となります。
アソビューでは、直属の上長・チームリーダー・直属以外の上長と1on1を行う機会があります。

直属の上長との1on1

成長支援・信頼関係づくりの両面を目的に毎週〜隔週に1回実施します。
主にキャリア像や今抱えている悩みになどについての相談であったり、時には業務とは関係のない雑談をすることもあります。また、評価に直結する目標を擦り合わせる場にもなっています。
目標設定では自分自身でどのような行動によって価値貢献していくかの目標を決めて、その内容を上長と擦り合わせを行い最終決定します。
自分自身が納得が行くまで上長と擦り合わせを行えるため、納得した目標設定が可能です。

人事制度の詳細はこちらの「エンジニア組織の働く環境、人事制度について」をご覧下さい。

チームリーダーとの1on1

業務課題の解決・信頼関係づくりを目的に週1回実施します。

チームでの課題感の共有であったり、タスクの相談など行える場となっています。

直属以外の上長との1on1

直属以外の上長と話す機会があり、月1回実施して4半期に一度交代していきます。
目的としては、

  • 上長にとって
    • 直接関わりのないメンバーのことを知ることにより幅広い活躍の機会を探る。
    • 直接の上長がフォローできていないトピックを拾う
  • メンバーにとって
    • 普段業務で関わりのない範囲について知る
    • 直接の上長とははなしづらいトピックに関する相談をする。(本人が望まなければ他への共有はしない)
    • 面談相手の専門分野に関する知見を広める
    • その他よろづの相談

私としてはこの機会はとてもありがたく、特に「普段業務で関わりのない範囲について知る」と「面談相手の専門分野に関する知見を広める」ということができ、
今足りない部分だったり新たな知見の発見に繋がるので大切にしています。

チームのコミュニケーション

チーム毎にやっているやっていないはありますが、私が所属しているチームでのコミュニケーションの場は以下になります。

  • スクラムイベント
  • チーム内勉強会
  • モブプロ・ペアプロ
  • coffee chat

スクラムイベント

デイリースクラムでは、進捗や問題の共有を行っていますがそれだけだとどうしても淡々と進んで終わってしまうのでGood&Newを各自発表する形を取っています。
本当に些細なことであっても意外と盛り上がるのでオススメです。
レトロスペクティブではKPTを出します。アソビューの組織文化として、「仲間とともに、理解しあい、笑顔でいること」を目指しています。
なので、KPTに限らず何か意見を出すときに重要視していることは他者の批判はしないことです。
例えば、ある人がミスをしたとして、それを批判するのではなく自分事として置換えて、「ミスをしないような仕組み作りを作った方が良さそう」などの前向きに捉え改善していくプロセスを大事にしています。

また、アソビューの開発プロセスが気になった方は、月間100回を超えるリリースを支えるアソビュー!の開発プロセスで紹介しているのでご覧ください。

チーム内勉強会

チーム内勉強会は週に1~2回30分実施しています。
チーム内勉強会を行なうきっかけは、KPTのProblemで出てきました。
APIガイドラインとしてGoogle API設計ガイドを採用しているが、そもそもGoogle API設計ガイドを理解せずに何となく作ってしまっている…というところからチーム内勉強会を開始しました。
Google API設計ガイドのような読み物を輪読会の形で進めて議論したり、チーム内で属人化してしまっているような作業や調査周りを共有することで誰でも行えるようにしたりする場として利用しています。
実際、チームとして上手く回るようになる場面が増えていてやって良かったと思います。

チーム以外にもフロントエンドメンバーを中心にフロントに興味がある人が集まり、週1回勉強会やモブプロなどを行っていたりしています。

モブプロ・ペアプロ

モブプロ・ペアプロを行う機会を設けています。 質問やモブプロ・ペアプロを気軽に行えるように専用のスレッドを立てて活用しています。

coffee chat

週に1回チームで雑談する機会を設けています。
リモートワークが中心となり、人となりが分からず質問しづらい問題があったり、新しくジョインしたメンバーが溶け込みやすくするように始めました。
ツールとしてはGatherを利用しています。GatherはGather Presence社が提供しているWebサービスで、ドット絵RPG風のマップと一通りのWeb通話システムを組み合わせたものです。
実際の様子は以下となります。

レイアウトなど自由に配置出来るので画像のように机の上に色々な物を置いたりでき会話のきっかけにもなります。(笑)
新しくジョインしたメンバーにありがちな悩みとして、誰に聞いたら良いか分からないであったり遠慮してしまうということが多いですが、雑談する機会があるだけでスムーズに溶け込むことができています。
ただ、参加する人数が多すぎると会話がしづらかったりするので、ある程度の人数をローテションするみたいなやり方をすると良いかもしれません。

組織のコミュニケーション

  • プロダクト部会
  • ポストモーテム
  • Real Tech Talk

プロダクト部会

月の締め会として月に1回プロダクト部全体で集合し、各チーム毎にどのような施策や成果を上げたのかをやってきたのかを共有します。
普段は所属チームの領域にしか意識が向かないことが多いですが、プロダクト部会を通じて各チームの施策や成果を知れるのでプロダクトの成長を感じられます。

ポストモーテム

アソビューでは、インパクトの大きい障害が発生した場合に開発組織のメンバー全員で集まってポストモーテムをまとめる会議を行っています。 ポストモーテムとは、失敗(障害)から学び、再発防止策を決める活動です。
主に議論する内容としては以下になります。

  • 障害の発生時間
  • 発生したこととその影響範囲
  • その緩和や解消のために行われたアクション
  • 根本原因
  • 教訓
    • 良かったこと
    • 悪かったこと
    • 幸運だったこと
  • 再発防止策 *下記4点(全てでなくても良い)を軸にそれぞれ考える。
    • 予防(こうした障害の再発をポジティブに防ぐにはどうしたらいいか)
    • 検出(同様の障害を正確に検出するまでの時間を減らすにはどうすべきか)
    • 緩和(次回この種の障害が起きたときの深刻度や影響度の%を減らすにはどうしたらいいか)
    • 修正(次回障害が検出されたときにどうすればより速く回復できるか)
  • ネクストアクション

以下のことをルールとしています。

  • 障害が起きた事を非難しない(どうしておけば防げたか、次どうするかを考える)
  • 一人ひとつ意見を出す(他の人と被っていても良い)

ポストモーテムを行うことで、失敗から学び一人一人が考えていく機会が増えて組織を強くするための継続的改善が行えていると感じています。

Real Tech Talk

週に1回、プロダクト部で技術に関するLTをする場を設けています。
技術的なものや組織としての共有などを行う場となっていてインプットできます。
また、月に1回はオンラインとリアルオフィスのハイブリッドでLT + 懇親会(リアルのみ)を実施しています。

最後に

アソビュープロダクト内のコミュニケーションの取組みについて紹介させていただきました。
開発組織についてもっと知りたい方はこちらをぜひご覧ください! カジュアル面談もありますので、少しでもご興味があればご応募ください!

www.asoview.com