エンジニアがDATA Saberになぜ取り組むのか?「データを活用して知見(Insight)を得る」一連のプロセスを学ぶ

アソビューのデータ基盤ユニットでデータエンジニアをやっている米澤です。

本日は私が現在取り組んでいる「DATA Saber」という、BIツール「Tableau」を学ぶプログラムについて語ってみたいと思います。

私の経歴

このブログに投稿するのは初めてなので、まず自己紹介を。

私は2023年3月からアソビューにJOINいたしました。 経歴はちょっと変わっていて、以下のような職種の変遷を辿っており、アソビューは6社目になります。

  1. エンジニア
  2. Webディレクター
  3. Webマーケッター
  4. データアナリスト
  5. データサイエンティスト
  6. データエンジニア

この経歴なので、厳密なエンジニアかと問われると自分でもよくわかりません。 興味・関心がある仕事にジョブチェンジし続けていたら、今の職種(職場)にたどり着いたという感じです。現在はデータエンジニアとしてお仕事しているので「エンジニア」という立ち位置ですが、今後はまた別の職種に就いているのかもしれません。

同じような経験値を積んでいる方は少ないかもしれませんが、私の目線で得た何かしらの知見をブログで公開することで、何か1つでもみなさまのお役に立てれば嬉しいです。

DATA Saberとは

DATA Saberについて、このブログで取り上げるのはこれが初めてではありません。

以前、弊社のCPO(Chief Product Officer)である横峯が下記のブログを書いており、DATA Saberそのものについて詳しく書かれていますので、詳細はこのブログを見ていただいた方が良いかと思います。

tech.asoview.co.jp

私が実際に取り組んだ中で感じた点から概要をお話すると、BIツール「Tableau」を学ぶための無料のプログラムです。

Tableauには、Tableau社が提供する公式(有料)の資格がいくつかありますが、これらの資格とは一線を画します。DATA SaberではTableauについても学びますが、「データを活用して知見(Insight)を得る」一連のプロセスを学ぶプログラム、だと感じています(よって、ここで学んだことはExcelでの分析でも多少は使えます)。自分の業務の中で何かしら疑問を持ち、仮説を立てて、その仮説をデータを使って検証していく、所謂PDCAサイクルをより細分化したプロセスだと思います。

なぜ取り組むのか?

では、なぜエンジニアの自分がそのプログラムに取り組むのか?

私の経歴は前述の通りですが、元々データを見るのは好きでした。細かい作業も好きで、データ分析を楽しいと思える性格だと思います。なので、データアナリストという仕事もそれなりに楽しくやっていました。訳あってジョブチェンジはしましたが、今でもデータを見るのは好きです。前職でもTableauを使っていました。

なので、正直言って、そんな自分がこのプログラムに取り組むのはそれほど苦ではありません。 しかし、これはあくまで私の性格に依った要因で、このプログラムに取り組んでいる理由ではないです。

理由は、私が「データエンジニア」だから、です。

データエンジニアはこの業界でもまだ新しい職種かと思います。 アソビューにJOINして半年以上データエンジニアとして業務を行ってきて、データエンジニアはデータ基盤を構築してデータを活用する人にパスするだけの仕事ではなく、組織において「データを活用する」ための潤滑油になるべき職種だと感じています。データを「水」と考えたときに、もちろん蛇口から綺麗で安全な水が出ることを保証する「配管工=データエンジニア」と考えることもできますが、その水を使ってどんな料理を作るのか?という「料理人」の気持ちを理解する必要があると思っています。そのためには、自分自身も「料理ができる」ことが重要。そうすれば、どんな水(データ)が欲しいのか、が本当の意味で理解できるようになる。現時点で、私はデータエンジニアをそう捉えています。

このプログラムに合格すれば、いきなりその資格が得られる、とは思いませんが、その目標に一歩近づくことはできます。 それが、私がこのプログラムに取り組む理由です。

プログラムのその先

DATA Saberのプログラムは3ヶ月で終わりますが、重要なのはその後です。

私は、あまり特定の職種だけに限定して仕事をするのが好きではありません。専門性は大事ですが、専門分野に閉じこもって、その領域以外の仕事をしない、という態度が好きではない、と言い換えても良いです。

データ分析は、データアナリスト(サイエンティスト)などの専門職種の人にお任せすべき部分もありますが、どの職種であっても自分で行うべきことだと私は考えています。 どの職種にも自分達に関わる何かしらのデータがあり、そのデータを活用することで、業務が改善する余地が必ずあります。そのためには、自分でデータを見てみよう、簡単なもので良いから分析してみよう、という気持ちが大事です。Tableauにこだわる必要はないですが、このツールは「ちょっとデータを見てみよう」という気持ちに答えてくれるツールだと感じてます。

アソビュー社で、データエンジニアの役割を果たしながら、データ活用推進の手助けをどう行っていけば良いか?

仮にDATA Saberになれた(試験に合格した)として、その先に待ち構えている大きな課題ですが、取り組んでいきたいと思います。

アソビューでは「生きるに、遊びを。」をミッションに、一緒に働くメンバーを募集しています。ご興味がありましたらお気軽にご応募いただければと思います。

www.asoview.com